障害者のグループホームに入るために 記録

グループホームにたどり着く日記

体験準備

体験準備


前日に荷物を持っていった。

たったの二泊だけれど、

「生活」ができるか、体験する。


共同生活なので、

他にも暮らしている人がいて、

世話人さんが1人、泊まってる。

お風呂も、トイレも共用で

洗濯も自分でする。

部屋の掃除、通所の準備や片付け。

食事や共用部分の使い方のルール。


家とは違うことも、あるかもしれない。


物損があることや、自傷他害があることは

伝えないでおくことにした。

まず、先入観を持たれたくないのと

二泊三日の期間に、そのような行動は

ほとんど絶対に出ない。

体験が終わったら、伝える。


お風呂用のバッグに

着替え、シャンプー、タオル、足拭きマット

一覧表をカードにして袋に貼って

準備ができるように。

足拭きマットは、荷物になるので

フェイスタオルを半分に折って縫ったものを

用意した。


通所で使うものも、

カードにしておいた。


うつ伏せに寝るので

頭側に防水シーツとバスタオルを敷いた。

(ベッドと寝具は貸し出し)


ランドリーボック

ティッシュ

蓋付きのゴミ箱にビニールをセット

不織布マスクは、そこに捨てる。


目覚まし時計

懐中電灯。


携帯電話を持っていないので

iPadでメールができるようにした。

Wi-Fiはあるので、セット。

ちなみに、自分のiPadは、

粉々にしてしまったので

私の仕事用のを貸した。


イヤホンや充電コンセント。


荷物はそれくらい。


受給者証の記載を見て

家賃は全額補助だったので

食事代や雑費、共用費が

後日、請求されるそうだ。


おやつは自分で購入、準備しなくてはならず

冷蔵庫は15センチ四方くらいの

トレイに入るくらいしか

入れられない。

なので、冷蔵庫に入れるものは

毎日買うことになる。

ホーム周囲にお店はなく、

通所で使う駅前まで行かなくてはならない。


自宅がある地域であれば

あそこに店がある、ここに行けば何がある、

って、わかるのに、

未知に迷うので、探しにも行けない。


うちの子のような

重い知的障害があって

特性も強い人は、

そういう当たり前の暮らしですら

難しいのだ。


緊張も不安も強くなる。


二泊三日の生活は

長いのだろうか。